台湾の語学留学に英語は必要?英語も習得できる夢の留学先って本当?

台湾留学

こんにちは、さあやです。

台湾に語学留学したいけど中国語はもちろん英語も話せない。台湾に留学するにあたって英語はある程度勉強したほうがいいのかな?

台湾に留学すると中国語も英語もどっちも身につくと聞いたことがあるけど本当なの?もしそうならかなりおいしい留学先な気がするけど…。

今回はこのような疑問にお答えします。


わたしは半年間台湾ににある大学の語学学校で中国語を学んでいました。その経験から台湾に留学するときに気になるポイントとなる「英語」についてお話していきます。

結論からお伝えすると 英語と中国語が話せなくてもなんとか生きていけるけど、台湾に留学したからといって英語が話せるようになるなんてそんなおいしい話はない です。

早速、その理由をさっそく深堀りしていきたいと思います。

台湾での語学留学に英語力は必要?

この答えは 英語力はあるに越したことはない です。

とくに中国語初心者のころはかなーーーーーり英語には助けられます。

中国語を学ぶ過程でも英語を使用する機会が多いので英語はわかると便利。ただ、英語力がないと授業についていけないので絶対に身につけたほうがいいということはないです。

主に英語を使うのはこのようなときです。


教科書が中国語・英語で書かれている

教科書は大体は中国語で書かれていますが、説明や訳などは英語で書いてあることが多いです。英語は世界の共通語なのでここはまあ納得ですよね。

印象としては難しい単語を使用していることは少ないので、英語が得意な方は辞書なしでほぼわかります。また、中国語も日本語と文字・意味が同じ単語もあるのでかなり理解しやすいです。

きちんと予習・復習をしておけば英語が分からないせいで授業についていけないということにはならないのでそこはご安心ください。

さあや
さあや

わたしが使用していた教科書はときどき英訳が間違っていたので、英語ネイティブの方にとっては逆に混乱を招きそうだなあと思っていました


初心者クラスは英語で授業を行うこともある

とくに初心者のクラスは中国語もまだ分からない生徒も多いので先生が英語で授業をすすめることもよくあります。

ただ、先生も第二外国語として英語を話している方が多いので、ネイティブ並に速くて聞き取れないとか、単語が難しすぎて理解できないということはないでしょう。

実際、わたしの友人も英語がかなり苦手でしたが、授業にはなんとかついていけているようでしたので、心配しすぎることはありません。本当に。

中国語がわかるようになってくると授業も中国語で行うようになるので、英語で授業を行うのは最初のころだけです。あくまで中国語がメインなので。


クラスメイトとの会話

とくに初心者のうちは中国語で会話するのは難しいので英語で会話することが多いです。

初心者ではなくなったあともクラス外で難しい議論を行わなければいけない場面などでは、英語のほうがスムーズに話せるのでたまに使っていました。

ネイティブの生徒もいますがノンネイティブの生徒もかなり多いので、英語ができないことをコンプレックスに思う必要もないですし、単語の羅列でも結構わかるものです。

英語は全く…という方は単語などを少し頭に入れておくだけでも違うかもしれません。


お店での注文

英語が話せると飲食店などに行ったときに中国語が話せなくてもなんとか注文できます。

観光地にいくと日本語を話す店員さんも結構いるのですが、大学の近くの食堂では日本語を話せる方はいませんでした。

そんなときに役に立つのが英語。英語が分からない店員さんももちろんたくさんいますが、日本語よりは通じる可能性が高くなります。

また、相手も外国人接客モードになり言いたいことを汲み取ろうとしてくれるので、どうにかこうにか伝わります(笑)

初めのころは中国語が聞き取れない・話せない状態なので、中国語で注文するのがかなり怖いと思います。そんなときに英語が使えるとすこし勇気をもらえるかもしれません。


学校の申し込み手続き

学校の申し込みは個人でやるかエージェントに頼むかですが、英語がわかると学校の申し込み手続きも自分で行うことができます。

学校の申し込みで英語を使ったのはこのようなときです。

・学校のホームページに書いてある学校案内を読む
・学校の申込み書類を書く
・質問がある場合に担当の先生にメールで聞く

ただ正直、これは英語ができなくても調べればできるので「英語をみるだけでめまいが…」という方でなければ問題なくできます。いまは翻訳アプリもありますしね。


台湾に語学留学をしていると自然と英語は身につく?

すこしきつい言い方になりますが、なにも努力せずとも台湾に留学すれば英語も身につくなんてそんなうまい話はありません。もちろん中国語も自然には身につかないです。

「その言葉に囲まれた環境に行けば嫌でも身につく」という考えはとりあえずすぐに捨てましょう。みんなかなり努力して身につけています。

英語も中国語も身につくと言われているのは主に「英語を母国語とする国からの留学生も多い」という理由からですが、その点についてはこのように考えています。

・聞けるようにはなっても会話まではできるようにはならない
・みんな中国語を学びたくて来ているので英語を強要するのはよくない

この内容について詳しく見ていきましょう。


聞けるようにはなっても会話まではできるようにはならない

あくまで英語が全くできない方の場合ですが、相手の話していることは聞けるようになっても、せいぜい相槌を打つのが精一杯で、スムーズな会話まではできるようにならないと思います。

相槌をうって単語の羅列でも通じるので話せるようになった気にはなるかもしれませんが「英語がペラペラになりました!」という状態にはすこし遠いのではないでしょうか。

英語を勉強すればそれを活かすことはできますが、あくまで中国語を勉強しに行っているので中国語に力をれたほうが良いでしょう。単純に中国語を勉強する時間が減っちゃいますからね。


みんな中国語を学びたくて来ているので英語を強要するのはよくない

個人的にはここがいちばん大切なポイントだと思っています。

たしかに中国語が初心者のうちは英語で会話をする機会は結構あります。

ただ、数ヶ月もすると中国語で会話ができるようになってくるので、英語が母国語の生徒も頑張って中国語で会話をしようとします。

会話のなかでやむをえず英語を使うというのはわかりますが、英語を話したいがためにいつも英語で話しかけたり、相手にも英語を話させようとするのはナンセンスですよね。


例えば、クラスメイトが日本語も勉強しているからという理由で中国語ではなく日本語でいつも話しかけてきたらどう思いますか。

もちろん「わたしは中国語を話したいのに…」と思いますし、場合によっては距離をおいてしまうかもしれません。そう、友達を失う原因にもなってしまうのです。

彼らも中国語を学ぶために来ているということを絶対に忘れてはいけません。


果たして英語も中国語も身につく最高の留学先なのか?

よく台湾留学関連での記事でこのような内容を目にすることがありますが、個人的には「うーーーーーん、それはさすがに」としかコメントできません。

先ほども書いたように「なんとか意思疎通ができる程度になります」ならわかりますが「英語がペラペラになります」という意味なら期待させすぎなのではという感想です。

もちろん日本で日本人だけに囲まれているよりは英語は使う機会は増えるでしょうが、結局その状況を活かすことができるかは本人次第なので。

もちろん記事の内容を否定するつもりは全くありません。あくまで個人的な意見ですので「こんな考えもあるんだ」と適当に聞き流していただけると。

ただ、世の中はおいしい話ばかりではないのでじっくり見極めて決めましょうね。

さあや
さあや

もちろん台湾に来て英語を学ぶ時間を作るのであれば話は別です!


台湾の大学での英語教育

台湾へは語学留学しかしたことがないので、残念ながら大学での英語教育についてわたし自身の経験談はお伝えすることができません。

ただ、この記事を読んでいて「大学はどうなのよ?」と思われる方もいらっしゃると思いますので、台湾人の友人から聞いた情報をもとにすこし触れていきます。参考程度にどうぞ。


結論からお伝えすると、台湾の大学だからといって必ずしも英語を使うというわけではありません。

日本よりは英語教育に力を入れている印象はたしかにありますが、それはもちろん学校の方針によって違いますし、日本の大学でも英語教育に力を入れている学校は増えていますよね。

もちろん学部によっても英語を使う・使わないの差はあるでしょう。

フィリピンに留学していたときも台湾の大学生がたくさん来ていましたが、英語が話せない生徒もたくさんいました。英語系の学部に通っている生徒でさえもです。

また、わたしの通っていた日本の大学はかなり英語教育に力を入れており、英語で行われる授業もたくさんありましたが、英語が話せない生徒ももちろんいました。

結局は個人の努力によるところが大きいので、環境が変われば絶対に英語も身につけることができるというわけではありません。それは日本でも台湾でも一緒です。


逆に「英語が話せるようになりたいから英語系の学部」という選び方も危険。学科によっては英文学などをメインに学ぶこともあるので興味のない分野の可能性もあります。

「中国語も英語もできるようになりたいから台湾の大学に留学する!」ではなく、しっかり大学ごとのカリキュラムを見比べたうえで決めるのがよいです。

ちなみにわたしがもし台湾の大学に通うとしたら、英語関係なしに自分の学びたいことが学べる学部にはいり、選択授業で英語で行われる授業をいくつかとりますかね。

あくまで社会に出てから勉学の重要性に気付いたわたしの個人的な意見です。


まとめ

今回は「台湾の語学留学に行くのに英語力は必要なのか?」「台湾に留学すると英語も身につくのか?」という疑問に、自分自身の経験をふまえてお答えしました。

英語力は必要?
 → もちろんあるに越したことはない
   ただ英語ができなくても授業にはついていける◎

初心者のうちは英語に助けられる場面も多い

台湾に留学している英語が自然と身につく?
 → 自然に身につくことはないので期待しすぎないように
   中国語も自然には身につかないので努力は必要!

英語を母国語とする国からの留学生が多いのは事実
 → ただ彼らも中国語を勉強したいという気持ちで来ていることを忘れずに

台湾に行ってから「思っていたのと違った」とならないためにも、あまり過度な期待はせずにことこつと努力していきましょう。

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